東京都 「ヒューマンライツフェスタ東京2018」に出演

12月8日、有楽町にある「東京国際フォーラム」で開催された「ヒューマンライツフェスタ東京2018」にNPO法人ドリームエナジープロジェクトとして、出演させていただきました。

ドリプロは6団体のトップバッター。

オープニングはいつもの「ソーラン演舞」

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フェスタのテーマは「人権」ということで、「障がい」だけでなく、アイヌ民族やLGBTのヴォーカリストなどいろいろな立場の方たちのパフォーマンスが繰り広げられました。

「知的障がい」について、少し説明したあと、ダウン症のある内海隼吾と自閉症のある神谷たえさんの独唱。そしてふたりで「千の風になって」。

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たえさんの圧倒的な歌唱力は、会場のみなさんを魅了しました。

そして次の準備が整うまで、ドリプロメンバーでの「お笑い」も披露。

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ドリプロスクールの「コミュニケーション」のレッスンで練習している超ショートコント。 コント

のひとつ、「父さん」
先生がまず振ります。「父さん、そこを通ってもいい?」
みんなで合わせて「とーさん!」

最後は、「風になりたい」を会場のみなさんもいっしょに。
約150お母さん方につくってもらったたペットボトルマラカスを会場のみなさんに配り、いっしょに楽しんでいただきました。

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ピアノ伴奏は、ドリプロスクールで歌を教えてくださっている増渕恵先生。

ドラムはゲストの鈴木俊太朗さん。

ドリプロメンバーは、「ゴミ箱ドラムチーム」と「鍋パーカッションチーム」にわかれて、サンバのリズムを響かせました。

知的に障がいがあっても、明るく、笑顔で、いきいき生きている、そんな姿を来た人たちに見てもらえたのでは、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


ドリプロフェスタ2018 作品展の様子

11月23日から25日、「ドリプロフェスタ2018作品展」を開催しました。

会場は、小田急線長後駅前にある「ギャラリー669」暖炉のあるとても素敵な空間に、ドリプロスクール「美術」「書道」「写真」のレッスンで会員が制作した作品が展示されました。

今回出展したアーティストたちは13歳から26歳までの16人です。

出展された作品すべてではありませんが、ご紹介したいと思います。

まず、書道から。

担当の佐藤高翔先生のメッセージとレッスン風景コラージュです。

書道出展作品です。今回は、秋をイメージする言葉を自分で考えました。それを聞いて先生がお手本を書いてくださっての書です。

先生のコメントが書の味わいを広げてくれます。先生が言葉にあう色の台紙を選んでくださって、書を引き立てていますね。

力強い字、柔らかい字、本当に個性豊か。今回も近所に住む書家が観にこられて、「のびのびしていていいねえ」そして「教える人がいいんだね」と言ってくださいました。

 

美術の担当の先生は、佐藤あかね先生です。基本的に1時間のワークショップでつくれる楽しい作品を、いつもいろいろ工夫してくださっています。

あじさい、モザイク画、いちご、富士山です。

以下は、和紙に描いているので、面白い風合いになっています。

 

しおさんには線や点の面白さを活かす巻物式和紙で。

芸能人の似顔絵が得意なこうたろうさんの特別コーナー。似顔絵の裏には、その芸能人の出演番組が書かれています。

目をひくお面の数々。

それぞれ個性的ですが、なかでも、かのこさんのお面は手が込んでいて、仮面舞踏会にでも出られそう。
まず、黒ペンでラインを描いてから、サインペンでひとつの枠ずつはみ出さないように塗ったそうです。

 

最後は、写真作品です。

講師は、本藤伸弘先生。
今年の撮影会は、三渓園に行きました。菊花展の菊がとても見事でしたが、
生憎の雨で、うまく撮れていない写真が多く残念。ただ雨を生かした作品もあり、さすがです。
写真作品のタイトルもいっしょにお楽しみください。

 

ナマの作品には、気持ちが込められて迫力があったり、ほっこりしたり。

作品展のオープニングイベントとして、浅野史郎さんのミニ講演と美術のワークショップも開催。

浅野先生には新刊の御著書「明日の障害福祉のために」から、身近の福祉の話ややまゆり園事件のことにも触れていただき、考えさせられるお話をしていただきました。

障がいのある人の「表現活動」ということで、この作品展のこともお話くださいましたが、彼ら独特の表現の面白さや味わい深さを知ってもらう活動を地道ながら続けていきたいと思います。

 


「素敵な出逢いコンサート」 を開催しました

5月19日、四谷区民ホールで開催した「素敵な出逢いコンサート」は、まさに“素敵”な出逢いがいっぱいのコンサートでした。

昨年、一昨年と横浜で開催した舞台公演「21番目の素敵な出逢い」は大変好評をいただきましたが、今回は初めての音楽イベント、そして初めての東京公演でした。

美術の世界には「アールブリュット」という言葉があり、知的にハンディのある人が制作する絵画や塑像などが評価されるようになってきました。音楽でも、何かきっと彼ら独特の表現があるのでは、と思ったのがきっかけでした。

まず、オープニングはドリプロスクール生による元気のいいソーラン演舞。

 

そして、第1部はダウン症のあるパフォーマーによる歌と演奏、第2部は自閉症のあるパフォーマーによる歌と演奏で、7人のパフォーマーたちが独自の世界観で、聴く人の心に響く演奏を披露しました。

第1部トップバッターはTOSHIKIさん。哀愁を帯び優しい音色のトランペット演奏でした。伴奏はお母様のeiko さん。曲は「虹の彼方に」「L-O-V-E」

大人の雰囲気で曲をなめらかに演奏する清水麻由さん。
「子犬のワルツ」「雨に濡れても」「ホールニューワールド」

内海隼吾は全身で想いを歌に乗せました。伴奏は、ドリプロスクールで「歌」のレッスンを担当してくださっている増渕恵さん。
「見上げてごらん夜の星を」「昴」

鈴木凜太朗さんは、右手首から先が欠損していますが、左手5本指と右手で奏でる音色は優しく深い味わいです。
ショパン「別れの曲」 シューマン「トロイメライ」

今回、ピアノ演奏の3人の手元をスクリーンに映し出しました。演奏の様子がよくわかったと好評でした。

第2部は自閉症のあるパフォーマーたちの歌と演奏

 

 

 

 

 

 

 

まず、「ノブタク」のお二人の演奏。本間惟彦さん(ヴァイオリン)と小柳拓人さん(フルート)のデュオの演奏は、技術の高さを感じさせ、呼吸を合わせての演奏は相当なものでした。伴奏はノブくんのお母様本間桃子さん。「美女と野獣」「エトピリカ」

 

 

 

 

 

 

 

 

惟彦くんのヴァイオリン・ソロ演奏。演奏前はライトが気になっていましたが、演奏が始まるとあっという間に集中し、見事な演奏でした。「ウィーン風行進曲」

 

 

 

 

 

 

 

 

拓人くんのピアノ・ソロ演奏。 銀盤の上を指が飛び跳ね、踊っているかのような演奏に圧倒されました。  「トルコ行進曲によるコンサートパラフレーズ」

 

 

 

 

 

 

 

今回司会をしてくださったのは、小柳真由美さん。拓人くんのお母様です。拓人くんの演奏とともに講演をされているので、司会進行も慣れていてさすが!でした。ありがとうございました!

 

 

 

 

第2部のラストは神谷たえさん。天使のような澄んだ歌声と歌唱力に、会場中が魅了されました!
「いのちの名前」(千と千尋の神隠しイメージソング)「「カラー・オブ・ザ・ウィンド」(ディズニーアニメ・ポカホンタスから) 「Stars~名もなき星達~」(ホットジェネレーションオリジナルミュージカルから)

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、障がいの違いを超えて、7人全員で歌い、演奏した「千の風になって」。

7人が揃って練習したのは、午前中のリハが初めてでしたが、本番はばっちり、切々と胸にせまるものがありました。

彼らたちの歌や演奏が、どうして胸にせまるのか・・・。

ひとつには、様々な困難を抱えていながらも、音楽が大好きでそしてコツコツと努力を積み重ねてきたことが、歌や演奏から伝わってくるからでしょう。凜太朗くんは右手首先が欠損しています。TOSHIKIくんは、心臓にペースメーカーが入っています。隼吾は、左耳が聞こえていません。他のみなさんもそれぞれに困難を抱えていても、それでも、歌うこと、演奏することが好き、という気持ちがあふれているからなのではないでしょうか。

また、彼らは心のままに歌い、演奏します。上手に見せようとか、うまく繕う、ということがありません。

ドリプロスクールでは「美術・書道・写真」の作品展を毎年開催しますが、彼らの書を見た書道家が、「うまく見せようとしていない。天真爛漫、心から書くことを楽しんでいて、見ていて気持ちがいい」と言ってくださったことがありました。

彼らの歌や演奏は、リズムや音程といった「ルール」にのっとっていないところもあるかもしれません。でも、それを陵駕する音楽にかける情熱、ひたむきさ、独特の感性から生まれる歌や演奏が、聴く人の心にまっすぐに届くのかもしれません。

 

今回、シンガーソングライターで、ダウン症のお子さんを育てていらっしゃる水越けい子さんが来てくださいました。ブログにこう書いてくださっています。

「ピアノ演奏、バイオリン、トランペット、フルート、そして独唱。一人一人の演奏、歌が私の心の奥の奥まで届いて途中ウルウルしてしまいました。ショパン、スタンダードナンバー、ディズニー…いろいろな曲を聴くことができましたが、どれも皆さんが自分のものにして、一人一人が表現者として、それを裸の心で私達に投げかけていました。会場は沢山の感動の言葉や感じた想いを全て力いっぱいの拍手にこめて送り返していました。私ももちろん同じに。…私も母親として、音楽を演る人間として、また一人の人としていろいろ感じ、何事にも大切な原点も感じ貴重な時間をいただきました。関係者の皆さまにも感謝いたします。本当にありがとうございました。」

こちらこそ、嬉しいです!ありがとうございました!

3部は、一期ジャムさんのジャンベ演奏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場も巻き込んだ楽しい演奏で、最後は楽器やペットボトルマラカスを持って、舞台に上がっていっしょに盛り上がりました。

会場が一体となって、楽しく幸せな時間となりました。ありがとうございました!

4部は、パフォーマーとお母様お父様によるアフタートーク

 

 

 

 

 

 

 

 

リハーサルでは、椅子を並べて座ってもらうつもりだったのですが、時間が押してしまって、急遽立ったままで。

パフォーマーたちには、日頃何をするのが好きなのかを聞いたり、お母様お父様方には、お子さんが小さいときの苦労話や、音楽をやっていてよかったこと、などを伺いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

演奏しているときの姿とはまた違う素顔が見られ、またお母様お父様方のお話は、アンケートに「もっと聞きたかった」という感想が多かったほど、聞き応えのあるものでした。

公演後、ロビーでは「ふれあいタイム」。パフォーマーたち、お母様お父様方と観客のみなさまとの交流があちこちで見られました。

パフォーマーのみなさん、素敵な歌と演奏をありがとうございました。

そしてお父様お母様方、お話いただきありがとうございました。

開催に関わっていただいたみなみなさま、来ていただいたみなさま、本当にありがとうございました。

※この公演は、公益財団法人大阪コミュニティ財団より助成金をいただき、実施いたしました。