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  • 執筆者の写真Satoko Utsumi

書道レッスンの様子と、書展

11月23日の書道の時間は、いつもの習字ではなく、大きな紙に特大筆で書きました。

写真奥にある作品が、先生が見本に書いてくださった「ゆめ」です。 「身体全体を使って、気持ちを込めて」書かれる先生の気迫を間近に感じて、かのこちゃんとことやくんがチャレンジ。めったに書くことのないサイズの大きな「ゆめ」になりました。

字が小さくなっても、鉛筆で書くときにも、「身体全体を使って、気持ちを込めて」書くことは同じだと、先生はおっしゃいます。 筆を持って、背筋を伸ばして、「さあ書くぞ!」と書き始める緊張感って、いいですよね。 さて、佐藤高翔先生は、実は今年も含め日展に6回も入選されているというスゴイ方です。現在、ご自分の書道教室で150人ほどの生徒さんを教えていらっしゃいますが、大人の方たちの書展が先日横浜で行われたので、伺ってきました。 これまで書道を習う場合、大きく分けて「かな」か「漢字」のどちらかでしたが、「かな」は変体仮名で判読が難しいですし、「漢字」はほとんど「漢文」なので、書道を習うことにちょっと敷居の高さを感じてしまいがちでした。 今の書道界全体では、もっと書道を身近なものに感じてほしいと、様々な試みをしています。佐藤先生は、「自分の思いを文章にして筆で書く」という手法を推奨しています。 教室の生徒さんの作品をいくつかご紹介します。

丸山妙遠さんの作品はタイトルが「二十歳」。「成人を迎え、両親や傍にいた総ての人に感謝し素敵な大人に成りたい」

千田真純さんの作品「感性」は「萬物に宿る命の燈火を掬(すく)い取り表現する感性を培い磨き高めたい」 他にも、高木香逕さん「向日葵(ひまわり)」「上を向いて陽の光を浴び力強く咲く逞しい向日葵が私の憧れです」など、小さい時から先生の教室で学んできた方たちの作品は、その筆の運びから伝わる思いがあり、書道に真摯に取り組んできた真面目な人となりが感じられて、とてもさわやかでした。 それらを見て、ドリプロ でも、子どもたちが好きな言葉をのびのびと書けるようになれたらいいなあと、夢が広がりました。

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